撮影の美術チームのお手伝い(小道具の搬出入から現場での補助など)
に長いこと関わってきているのですが、最初は中古のトラック一台でとある
会社の請負という形で今の仕事の基礎となる事業を始めました。
当時はトラックもロケバスも多くが白ナンバーで今のようにコンプライアンスと言った
意識はあまり無かったのかもしれません。随分長いこと一人で気楽にやってきましたが
あるとき転機が来たのです。忙しい時だけアルバイトを頼んでいたのですが、諸事情により
常時人を雇用しなくてはならなくなりました。
クルマが2台に増え、仕事量も増やして、お客様にも恵まれ、浮き沈みしながらも
順調にやってまいりましたが、何か胸の奥にわだかまりが・・・いくら請負制とはいえ
物を運んでいる以上は、運送業だ。でも、現場での手伝いが主だから、自分のところ
の品物をリースすればいいんだ。とか、グレーな言い訳ばかり考える日々が続きました。
運送業の許可を取るには高いハードルがあります。胸のツカエをとるには、許可を得る
しかありません。どうしたら取れるのか、調べました。まだ無理・・・でした。
じゃあ軽運送業の届出をせめて出しておこう。
でも、軽自動車ではおよそ運べる物量の仕事ではありませんでしたが、すこし胸のツカエは取れ
ましたが、まだモヤモヤ状態です。
手始めとして1年計画で許可にどうしても必要な国家資格を取りました。その後も車の
準備、事務所、車庫、資本金、その他の資格・・・等々たいへんなことも多いですが心は
充実しておりました。たくさんのお金も掛かリます。同業で2トントラックを持っていて
営業ナンバーは取らずに大々的に営業している者や会社もあります。
しかもよく知っている人たちです。その人たちからすれば、
「そんなに手間と金を掛けてどうするのって」感じかもしれません。
でも私は仕事をやる以上、心の曇りを晴らし、万全の体制で臨みたい。
コンプライアンスを遵守することがひいてはお客様の信頼を得ることに繋がります。
自分の心のワダカマリが無くなったことはたいへん嬉しい事で、
より仕事に自信と誇りが持てたと思います。無事許可を得て、これからと言うところで
この世界的不況・・・。また高いハードルが現れましたが
今まで頑張ってこれたのだから、これからも頑張っていかねばと思うこの頃です。
私のつまらない回想にお付き合い頂いてありがとうございます。これからも
まじめに誠実に仕事に励んでいこうと決意するところであります。